伊澤彩織&髙石あかりのベビわるちゃんコンビに会いたくて観た映画と言っても過言ではない…いや、断言しよう。
公開時期としては『ベイビーわるきゅーれ』の半年前ということなので、逆鑑賞というわけですが、もしこの作品を先に観ていたとしたら、どう考えてもこの2人のことが頭から離れない半年間を過ごさなければいけないという苦行には耐えられなかったはず。
逆で良かった~。
女子高生にして殺し屋コンビという最強設定を身に纏った2人。
映画初主演という福士誠治さんには大変申し訳ないけれど、たこ焼きと共に2人が出て来た瞬間に一番テンションが上がりました。
そして、伊澤さんの銃の構え方とナイフの構え方、髙石さんのめちゃめちゃキュートなしゃべり方からの罵倒。
もう、『ベビわる』出来てんじゃん!
この2人に焦点当てて『ベビわる』作ってくれた阪本裕吾監督に感謝。
用務員的には、幼い頃の不遇から脱却出来ないながら見出した近くの太陽・唯ちゃんの守護神的役割。
初主演だけど物静かにクールに殺し屋を演じるという福士さん。
般若さんや北代高士さんや渡辺哲さんなどの強烈キャラに埋もれることなく、淡々と敵を仕留めていく姿は素敵でした。
と、言っても、この作品の中で最大最強に存在感が爆発してしまっているのは前野朋哉さんを置いて他にはいません。
ふつーの人からふつーの人ではなくなるあの瞬間を見せつけられた時のテンションは、たこ焼きとミリ単位の争いくらい。
あの人、怖い。
あの顔してて、ああだから。
実はこの前野さんの顔を見る度に、僕の頭の中に浮かぶ男がいる。
それは高校の同級生…なんと同じ顔だから。
今でも年に数回くらい会うんだけれど、あのふつーの彼が裏ではあんなだと思うと、連絡先を消してLINEもブロックしようかと…本気で…。
あと、唯ちゃん役の芋生悠さん。
窪塚洋介さん主演の『全員切腹』では、キャストに名前はあるけれど顔が出ないという出演の仕方で驚いたけれど、様々な考察をさせてくれた彼女の歩く後ろ姿…これ必見です。
さて、色々言って来ましたけれど、やはり最後にもう一度。
僕はもう『ベビわる』コンビにぞっこんだな。
それが良くわかった。
伊澤さんと髙石さんと一緒にたこ焼きを食べる日を夢見て、福士さんの音楽ユニット「MISSION」の歌を聞きながら、結びとさせていただきます。
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